BELOVEをただ褒め称えまくるだけ


以下、備忘録代わりの断片的なメモ


私:キスマイ歴約7年の北山担。母は玉森担。旅魂で北山くんのパフォーマンスを見て転げ落ちる前は1年ほど玉森担をやっていた。地方住みセクマイ。


〇BELOVEのここが天才だった!


・ジャニーズの同グループのメンバーで単純にインパクトが凄い、最初(キービジュ、予告映像のツイートがされて数時間ほど)はとにかく話題性で各所に拡散されていた。(私がここ半年ぬくぬくしているタイ沼でもBELOVE公式のツイートへの反応を複数確認した)


・開始数秒でキスシーンというかなり攻めた予告。というのも、キスシーンは結構ラブコメでは後に取っておくイメージがあったので、本気出してきたなと思った。


・予告の前半と後半のコントラストが上手いと思った。前半のほのぼのとした雰囲気の2人とは対比して後半ではかなり不穏で、なんとなく覗いて見た人にも強い印象を抱かせることが出来た。


・情報解禁されてから、宮田さんと玉森さんのエピソードがキスマイ担や他G担によってツイートされかなり広い範囲に拡散される。ボーイズラブ(ここでは男性同性愛を指し示すジャンルとして使います)を好む人(腐女子腐男子、Shipperなど)だけでなく、多くのジャニーズファンや俳優のファン、アニメのファンなど、様々なジャンルの人にRT、いいねされた。


・ツイートには実は玉森くんが事の発端であるというような物も多く、実際の所どうなのか真偽は分からないが、ここでキスマイ担ではない人が意外性を感じるのは大きかったと思う。(意外性からその人に転がり落ちることは結構あると考えます)


・ここ数年、国内で実写のBLドラマや映画などが作られ始め、大きなブームを起こしたりしているので、ついにジャニーズが手を出してきたかと思う一般人が多い中で5年前から楽曲があること、実際にかなり仲がいいこと、本人たちのセルフプロデュース的な側面があることを広範囲に拡散したのはキスマイ担上手いなと思った。


・また、宮田さんと玉森さんが積み上げてきた物もこの拡散にはかなり効いてきていると考える。宮田さんはアニメファンを公言しそのガチさからアニメファンの皆さんからも支持を得ていて(宮田さんのファンになってキスマイを知った人もいる)、その人たちも情報の拡散を手伝っている。世間のアニメファンのイメージによる向かい風にも立ち向かって自分の道を歩き続けてきた結果だと思う。私も

アニメが好きで結構追いかけていた時期もあったのですが、親からアニメファンへの偏見や嘲笑を感じて胃が痛くなったりしているので宮田さんのことはとてもリスペクトしている。


玉森さんは、キスマイのセンターとして知られながら、俳優業でも評価されている。多分お茶の間のみなさんは昨年放送されたグランメゾン東京に出ていたと認識しているのではないか。個人的に昨年末の紅白歌合戦のキスマイを見て平古祥平が踊ってるというような内容のツイートをしている人がいて面白かった記憶がある。玉森さんがドラマなどで知名度を上げていることも大きかった。あと、やっぱりセンターなのでキスマイはあまり分からなくても玉森さんのことは知っているような人も多々いたと思う。


それぞれのフィールドで個を確立して積み上げてきた物があったので、とてもこの2人が仲がいいこと(というか5年前に結婚している)や、ドラマをやることがより鮮烈に写ったのかなと思う。


・10月9日は朝の5時から昼ぐらいまで(正確には覚えてない)トレンドの上3つを『BELOVE』、『玉森裕太』、『宮田俊哉』が独占していた。親にそれとなくドラマのことを伝えるのに(どんな反応をするか掴めなかった)、Twitterのトレンド見てとLINEを送った。そのぐらい、Twitterを開いたらとりあえず宮玉が目に飛び込んでくるみたいな状況だった。


・公式ツイッターのフォロワー数が情報解禁から10日ほどで約2万人増えていた。このアカウントはドラマのために新しく作った訳ではなく、キスマイどきどきーんの元からあるアカウントの見かけを変えたものである。つまり、ある程度キスマイのファンがフォローしている上にさらに新しく2万人なので本当にすごい。


・このドラマ企画はキスマイの楽曲を映像化するというものであり、BELOVEというドラマは宮田&玉森のユニット曲3曲からなっているので、このドラマに興味を持った人が楽曲にも興味を持ち、収録されているCDを借りたり、購入したりする動きがあった。

またその流れで他のキスマイの曲を聴いた人もでてきた。メンバー2人のドラマをきっかけにグループにもプラスの還元があっていいなと思った。この辺りでこのドラマは消費されるだけでは終わらないだろうなという確信に近いものを持っていた。


YouTube上にキスマイWEBFESがあがっていたのも追い風になった。特にユニット編には今回題材となった三部作のなかの2曲目である「星に願いを」のパフォーマンスが入っているので、気軽に2人の世界観や演出、歌唱に触れることができる。「星に願いを」は2人の表情や歌声の表現と世界観が綺麗で切なくてとても好き。三部作の曲はみんな曲がいいので、普通に曲を好きになった人もいたと思う。


また、「星に願いを」を目当てに見に来た人がついでにキスマイのコンサートに触れたりして、短い期間でドラマをきっかけにキスマイに落ちていたのをツイッターやブログで見かけた。


・ドラマはdtvという映像配信サービスで配信される。月額500円であり、かつ初回31日間は無料なので、ちょっと見ていたいな〜ぐらいの関心でも手を出しやすい。また、dtvでキスマイの冠番組である「キスマイどきどきーん」も配信されており(そもそもこのドラマはこの番組と同じ枠内での企画である)、バラエティーでのキスマイを見て、面白いなと思ったり、パフォーマンスとのギャップを感じたりした人も多い。同じプラットフォームでグループの冠番組を気軽に見られるのもよかった。


SNSの活用方法が日本のドラマにしてはフットワーク軽いなと感じた。Twitterで2人のコメント動画が何種類が更新されたり、ドラマのメイキング(珍しいなと思った)を載せたりしていた。出し惜しみしない感じがタイのSNSを上手く活用して凄いブームを起こした感じと通じるものがあると思った。また、ドラマの登場人物が更新するInstagramの時間軸がリアルタイムだったりしてより物語の解釈が深まると思う。


・地上波CM放映、渋谷に大きなポスター、Twitter広告(結構見かける)など、配信前も配信が始まってからも宣伝に余念が無い、dtvとavexが本気を出しすぎていて凄い。


・このドラマ地上波で流していいの?笑 みたいなことを考えてたけど無意識に同性愛をイロモノのように考えていた事に気がついて思い直した というような内容をTwitterかどっかで見かけて興味深いなと思った。


・宣伝で使う言葉に引っかかるものがなかったのがすごく良かった。同性愛を言外に乏しめたりするような表現がなくて、ちゃんと色々考えたので尊重できる人達によって作られたんだなと思って嬉しかった。


・メンバーの反応がいい意味で普通で、揶揄うでもなく、不用意な発言もなく、他のドラマと変わらない感じに感想とか聞いててすごく良かった。というかドラマに出た2人の方がめちゃめちゃそれに触れて楽しそうにしていて私は宇宙猫顔になった。My wifeってなんだ?


Twitterで流れてきた宮玉1回してると思ってあえて何も言わなかったタカシさんと宮田さんのラジオを聞いたんですけど、渋谷区だと同性同士でパートナーシップ制度を利用できることを知っていて普通に好感度上がった。良い奴だなお前…


・どうしてもジャニーズはホモソーシャル的な部分があるんじゃないかと思ってしまう所があって、気にしてると推してられないのでトークはあんま深入りしないようにしようとしてたんですが、キスマイのみなさん普通に仲良くてホモソ的なノリもなくていいグループだなって思う。良い奴らだな…… 


個人的にメンバーの感想は聞きたいんですが、別になくてもいいなとも思う。見たかだけ教えて欲しい。(強欲)


・宮田さんと玉森さんのテレビ誌のインタビューとか読んだんですけど、戸惑いもありながらもちゃんと向き合って作品を完成させて、放送前のWSや動画の2人は撮影が終わって自信があるような顔をしているように見えて嬉しかったな。


あと、恋愛感情を放りこんでも元々の友情関係が少しも変わっていないの、本当に素敵な関係だなと思う。


▽先行配信/ドラマ1話感想(蛇足)


・特に前置きもなく普通に付き合ってる状態から始まるのがめちゃめちゃいい。あと2人がただただ幸せそうなのもいい。


・普段の2人を知っているのでやっぱり少しくすぐったい感じはあった。色々ラブストーリーは見てきたけど初めてラブシーンで照れた…


・最初の方からところどころ伏線なのかな?というところがあって面白い。


・2人とも演技が普通にうまい。表情とかセリフの感じとかが、すごく自然でよかった。


・先行配信で本編の後にメイキングとインタビューを流したの上手いと思う。素の2人の空気感をドラマのあとで流したことで2人を初めて見た人も普段から仲がいいんだなと分かるし、フィクションはフィクションとして見れるような気がする。


・(ただ本編がほぼほぼ普段の宮玉じゃん!みたいにオタクがなってたのと、それに困惑する新規のみなさんという構図が面白かった)


・玉森さんは何者なのか、吸血の記憶は前世での記憶なのか、これからの展開など、考察のしがいがあってドラマとして普通に面白い。


・人の考察を眺めることしか出来ないオタクなので、感想に驚くほど中身がない。


▽私情


 私はエンタメとして作られた同性愛をテーマにした作品でも、それが現実世界の同性愛や、世間の人々へどう影響を及ぼすのか、果たしてそれは適切なのか、というようなことを考えているセクマイでありShipperです。

まさか普通に追いかけていたキスマイですらこんなことを考えることになるとは思っていなかったのですが笑 


 このドラマやそれに関連することがすごくストレスフリーで感動して(本当はゼロであることが普通であるはずなんですが…)数年ぶりにブログを書きました。中身はあるようでないです。読んでくれた方本当にありがとうございます…


ジャニーズでもグループを掛け持ちしていたり、他のジャンルに手を出していたりして、ここ数年キスマイではコンサートにいったり、ドラマや映画を見たりぐらいのオタ活しかしていませんでした。でも自分の中でこのドラマをきっかけにグループをより好きになれて、最近はずっとキスマイの曲を聞いたり、コンサート映像を見たりして楽しく毎日を送っています。


 皆さんにとってどうだかは分からないし、多分そういう風に受けとめるコンテンツじゃない気がするんですが、同性同士であることが誇張されることもなく、否定されることもなく、2人が作り出すストーリーをメインに楽しめるような作品が、当たり前のように世に出されることは私にとってすごく大きいことです。


このドラマがSNSで広く拡散されたり、話題性を呼んだり、メディアで取り上げられたりする中で、2人の空気感や世界観が反映され、綺麗な映像で色んなアイデアが詰め込まれた素敵な作品で、長い間2人のことを応援している人も、つい最近知った人も、引き込んでいく主演の2人や、監督、関係者の心意気と自信がとてもかっこいいなと思います。


最後まで見終わった時には私も他の視聴者もどんなことになっているか検討もつかないんですが、力の限り楽しみたいと思います。


 小さな願いとしては、この作品や現実の2人が、不本意な形で消費されるようなことがありませんように。